vol.01 2017/08/21
外部監査人を積極的に活用しましょう!
このたびは弊所のメールマガジンにご登録くださり、
弁護士法人グレイスの黒﨑です。
このメールマガジンでは、
監理事業を遂行していくにあたって少しでも役に立つ情報をお伝え
毎月1回のペースで定期的に発行していく予定ですので、
今号の目次
- 外部監査人を積極的に活用しましょう!
- 技能実習制度Q&A「派遣社員を監理事業に従事させることは可能でしょうか?」
- あとがき
1. 外部監査人を積極的に活用しましょう!
技能実習法の施行まであと3ヵ月を切りましたが、
皆様は新法に対応した監理体制をどこまで整えているでしょうか。
許可申請は外国人技能実習機構に提出されましたか?
今回、新法が制定されて、私が一番に注目している新制度は、
「外部役員または外部監査人の措置」です。
技能実習生の受入先である実習実施者(
監理団体にとってお客様という側面も否定できないため、
これまでは実習実施者に対して監理団体が強く言えない場面も散見
今回、新たに外部役員または外部監査人の措置を講じなければ
監理団体としての許可が下りなくなったため、
外部役員または外部監査人の措置を講じているはずです(
外部役員または外部監査人は、監理団体から離れて、
監理団体が監理責任を果たしているかチェックする立場にあります
監理団体は監理団体で、
具体的には、外部役員または外部監査人に、監理団体から離れて、
実習実施者に対し、
弊所では、外部監査人に選任くださった監理団体には、
監理団体から離れて外部監査人の立場で実習実施者に対して適宜指
可能とご案内しています(顧問弁護士の立場でも、
弊所の顧問契約に興味をお持ちの方は、
2. 技能実習制度Q&A
「派遣社員を監理事業に従事させることは可能でしょうか?」
派遣社員の場合、
一般的に、監理団体が派遣元から派遣社員を受け入れる場合、
監理団体と派遣社員とで直接雇用契約を結ぶことは無く、
あくまでも監理団体と派遣元との間で締結された派遣契約に基づき
その派遣社員は監理団体に派遣されてきます。
そうすると、
この点、訪問指導や技能実習計画の作成指導は監理団体の役職員が
行わなければならないため、
これらの監理業務を行うことができません。
その一方で、監理団体は一定の補助的業務であれば、
有することを条件に、
したがいまして、派遣社員には、
一定の補助的業務を行わせることはできるけれども、
いわゆる監理事業を行わせることはできないと考えるのが自然でし
3. あとがき
このたびは第一回のメールマガジンをお読みくださり、
できる限り皆様の御要望にお応えしていきますので、
「このテーマについて解説が欲しい」
(ただし、
また、私見も交えてメールマガジンを発行しておりますが、
もし万が一「これは誤りではないか」
合わせてご連絡頂ければ幸いです。
今後とも宜しくお願い致します。