2022年8月にトムソン・ロイターが出版する「Asian Legal Business 日本版」において、「ALB TOP10 JAPAN LAW FIRMS HEADQUARTERED OUTSIDE TOKYO(首都…
監理団体・登録支援機関を、弁護士法人グレイスが
技能実習の監理事業・特定技能の登録支援機関業務に対する対策は万全ですか?
技能実習法の制定と技能実習の監理業務
「外国人の技能実習の適正な実施および技能実習生の保護に関する法律」(技能実習法)が施行され、従来の入管法及び関係諸法令の規定を引き継ぐとともに、より技能実習生の保護と技能実習の適正な実施の確保を目指して新たな施策が導入されました。
技能実習法の定めは、外国人技能実習機構の設立、監理団体の許可制、個々の外国人技能実習生ごとの技能実習計画書の作成および認定など、監理団体に大きな影響のあるものでした。
監理団体が適切な管理を行わなければ、技能実習計画の認定取消しや、監理団体の許可取消しを受けることもあり得る制度となっているため、監理団体にとってはいっそうの法令遵守・コンプライアンスの徹底を意識する必要があるといえます。
出入国管理法の改正と特定技能の登録支援業務
出入国管理法の改正と特定技能の登録支援機関業務
2019年4月に出入国管理法が改正され、在留資格「特定技能」が創設されました。適合1号特定技能外国人に対しては、職業生活上、社会生活上、日常生活上の支援を実施することが求められ、この支援実施主体として登録支援機関の役割が大きく期待されています。
特に、適合1号特定技能外国人に対する支援は、技能実習生に対する対応と多くの部分で共通しているため、監理団体には、登録支援機関としての活躍が期待されています。
もちろん、監理団体でない企業・団体等も登録支援機関に登録することができます。
登録支援機関への登録は法務省に対する申請をもって行います。登録支援機関としての登録が認められると、「登録支援機関登録簿」に搭載されます。
- 事前ガイダンスの提供
- 出入国する際の送迎
- 住居の確保・生活に必要な契約に係る支援
- 生活オリエンテーションの実施
- 日本語学習機会の提供
- 相談・苦情への対応
- 日本人との交流促進に係る支援
- 転職支援(人員整理・倒産などの場合)
- 定期的な面談・行政機関への通報
外国人雇用と法令遵守・コンプライアンス
監理団体への罰則の強化
技能実習法において、監理団体の実習実施者に対する監理責任が厳しく問われるようになりました。
監理団体の監理に不備があることが発覚した場合には、監理団体は大小様々な不利益を被ります(悪質な場合には、監理団体の許可が取り消されることもあります)。実習実施先において、技能実習実施者について刑事事件や人権侵害が無いかチェックしなければならないだけでなく、労務問題が生じていないか、計画どおりに技能実習が行われているか、といった点まで、定期的に管理しなければなりません。
登録支援機関の法令遵守
出入国管理法において、登録支援機関の業務には行政機関への通報義務が課せられました。登録支援機関の支援責任者や支援担当者は、適合1号特定技能外国人との面談で法令違反行為を発見したときは、その旨を地方出入国管理局に通報する義務を負うことが定められています。
特定技能制度において、受入企業には外国人雇用関係に限られない法令遵守・コンプライアンスの徹底が求められています。登録支援機関にとっても、法的な問題点に気付き、対応することが求められることになります。
登録支援機関として活動していくためには、労働法令・入管法令に関する知識が不可欠といえます。
外国人雇用と法令遵守・コンプライアンス
外国人雇用を巡っては、労務問題をはじめとして多くの法的問題が発生します。昨今、法令遵守・コンプライアンスが強く求められ、行政の監視も強まっています。2019年初頭には、労働関係法令違反によって技能実習計画を取り消され、向こう5年間にわたって外国人受入れをすることができなくなった企業が大きくニュースにもなりました。外国人雇用をする場合、外国人雇用関係のみならず、全社にわたって法令遵守・コンプライアンスの体制を整備することが必要です。
外国人雇用を扱われる監理団体・登録支援機関にとっては、いつでも弁護士に相談できる体制を整えておくことが、事業遂行に必須の時代になっているといえます。
監理団体・登録支援機関として安心して活動していくために
弁護士法人グレイスは、これまで多くの監理団体の皆様に対し、外部監査人または顧問弁護士としてサポートを行ってまいりました。監理団体の外部監査人として定期監査および同行監査を行うなかで、法律で定められた事項に限られない、業務遂行の中で発生するさまざまな法的問題についてのアドバイスを監理団体の皆様に対して行っております。
今後は監理団体の皆様が登録支援機関という新たな活躍の場に踏み出すにあたって、顧問弁護士としてのサービスをご提供してまいります。もちろん、監理団体としてのご経験がない登録支援機関の皆様に対しても、外国人雇用における法律上の注意点等を中心に顧問弁護士としてのサービスをご提供する用意があります。
弁護士法人グレイスは、これまでの豊富な実績から、監理団体および登録支援機関の皆様のさまざまなニーズにお応えすることができます。技能実習法に基づく外部監査人として監理団体を、顧問契約に基づく顧問弁護士として監理団体または登録支援機関の皆様を、弁護士法人グレイスは法的側面から強力にサポートしてまいります。
弁護士法人グレイスは、多くの監理団体・登録支援機関に
外部監査人・顧問弁護士として起用されています
弁護士法人グレイスによるサポート ‐顧問弁護士・外部監査人‐
弁護士法人グレイスは、東京・福岡・鹿児島の3都市に拠点を置き、350を超える企業の顧問弁護士として活動しています。顧問弁護士として、民事・刑事問わず幅広い業務に携わっています。このような日々の仕事によって蓄積された知識と経験によって、スピーディーな解決を可能にしています。
また、監理団体・登録支援機関の顧問弁護士・外部監査人として監理団体・登録支援機関からご指名をいただいています。顧問弁護士・外部監査人として活動する中で、監理団体・登録支援機関の皆様からご相談をお受けし、外部監査・同行監査などで定期的に現場に足を運ぶ中で、外国人雇用・労務に関する知識・経験を蓄積しています。もちろん、顔を合わせての対応のみならず、電話やオンラインでのお問合せにも日々対応しています。法令遵守・コンプライアンスが求められる監理団体の皆様にとって、”いつでも弁護士にアクセスできる”環境がきっと事業のお役に立つと確信しています。
法律専門家による外部監査
外国人技能実習機構の機構監査に対する備え
労務に関する法律相談
刑事事件への対応
弁護士法人グレイスが選ばれる理由
外国人雇用法務に関する豊富な経験
弁護士法人グレイスは、監理団体の顧問弁護士・外部監査人や、登録支援機関の顧問弁護士を多く務めています。特に、監理団体の外部監査人に就任している監理団体に対しては、定期監査・同行監査で現場に赴き、監理団体の事務所や技能実習生の就労する企業への往訪を重ねています。このように定期的に監理団体の皆様と現場で法的な課題について話し合う中で、外国人雇用に関する知識と経験を蓄積しています。
労務に関する豊富な経験
弁護士法人グレイスは、350社を超える企業の皆様から顧問弁護士としてご指名いただき、あらゆる法律相談・交渉・訴訟等を行っています。外国人雇用に限らず、広く会社の雇用・労務について法律問題に日々対応しています。
日本において外国人を雇用した場合に関係する法領域は入管法・技能実習法にとどまりません。日本で雇用して日本で就労する外国人には、日本の民法・労働法の規律が及びます。そのため、外国人雇用に関する労務に万全を期すためには、日本人の労務問題において蓄積した知識・経験が大いに役立ちます。
オンラインチャットでの迅速な対応(オンライン法律相談「チャット顧問弁護士」)
弁護士法人グレイスは、顧問弁護士・外部監査人に就任した監理団体・登録支援機関に対して、オンラインチャットでのご相談を可能にする体制を整えています。オンラインチャットツールを利用することで、業務の中で生じた法的疑問を迅速にご質問いただくことが可能です。また、契約書などの書面をアップロードして、書面の確認を弁護士に求めることも可能です。さらに、スマートフォンアプリを活用すれば、外出先からも弁護士にチャットで質問をすることが可能です。
外国人雇用法務に強い弁護士によるメールマガジン
外国人雇用法務に強い弁護士が、監理団体・登録支援機関の皆様に向けて、外国人雇用・技能実習・特定技能などをテーマに情報発信しています。
監理団体の顧問弁護士・外部監査人として日頃から外国人雇用の現場に関わる弁護士の視点で、
監理団体・登録支援機関の業務を遂行するうえで役立つ情報や注意すべき事項をお伝えしています。
毎月メールマガジンにて無料で配信しています。無料登録フォームから、ぜひご登録ください。
メディア掲載歴
新着情報
福岡事務所移転のご案内 このたび弁護士法人グレイス福岡事務所は、下記のとおり事務所を移転します。 新しい福岡事務所は、博多駅から徒歩3分の場所に位置しています。この地に事務所を構えることにより、より機動的にリーガルサービ…
2021年1月に士業専門誌「FIVE STAR MAGAZINE」の「2021年DXジャーニーへの招待状」特集におけるSpecial Interviewに掲載されました。DX推進が求められる時代において積極的にITツール…
弁護士法人グレイスは、2019年9月5日付で在留資格「特定技能」をもって日本で就労する外国人へ支援活動を実施する「登録支援機関」への登録が認められました(登録番号:19登-002040)。九州の法律事務所・弁護士の中では…
深刻な経済問題や家庭問題についての専門家の助言が欲しいという子ども食堂利用者のご要望を受け、2019年5月16日(木)に社会貢献活動の一つとして『かごしまこども食堂・地域食堂ネットワーク』と締結書調印式を行うこととなり、…
技能実習制度メルマガの3月号を、バックナンバーに掲載いたしました。 今号は、「妊娠等を理由とした技能実習生に対する不利益取扱いについて(注意喚起)の公表」という内容がメインとなった内容です。ぜひご覧ください。 弁護士法人…
GW期間中は暦通り、土・日・祝祭日の、4月27日(土)~5月6日(月)を 休業日とさせていただきます。どうぞよろしくお願い申し上げます。
技能実習制度メルマガの2月号を、バックナンバーに掲載いたしました。 今号は、「三菱自動車・パナソニック等の技能実習の認定取り消しについて」という内容がメインとなった内容です。ぜひご覧ください。 弁護士法人グレイスでは、制…
技能実習制度メルマガの1月号を、バックナンバーに掲載いたしました。 今号は、「新たな外国人材受入れに関する政省令案について」という内容がメインとなった内容です。ぜひご覧ください。 弁護士法人グレイスでは、制度解説や条文解…
技能実習制度メルマガの12月号を、バックナンバーに掲載いたしました。 今号は、「機構の実習実施者への立入検査について」という内容がメインとなった内容です。ぜひご覧ください。 弁護士法人グレイスでは、制度解説や条文解説、皆…